【中古で買った家がさっそく雨漏り。。】原因と対応策をわかりやすく解説します

みなさんお疲れ様です!

今回は雨漏りについて解説します!

中古住宅をたくさん買うと、50%くらいは雨漏りしてます。

外回りのメンテナンスは費用も高いため、腰は重いですよね。

とはいえ、放置するともっと費用が掛かってしまうのできちんとメンテナンスはしましょう。

お急ぎの方用に先にまとめておきます★

【主な原因】

  • 屋根板金の割れ(最上階の場合)
  • 屋根自体の割れ(最上階の場合)
  • ベランダ笠木の劣化(1階の場合)
  • 2階水回りの漏水(1階の場合)
  • 窓枠周りのコーキング(その他の場合)
  • 外壁コーキングの割れ(その他の場合)

【建物への対策】

  • セルフチェックリストあり
  • 応急処置(ビニールシート、防水テープ、コーキング打設)
  • まとめ

主な原因

最上階の天井の雨漏り

屋根の板金割れ

屋根には、雨水が入らないように『板金』というものが取り付けられています。

スレート屋根にも瓦屋根にも全ての屋根にはこの板金という加工がされており、「軒先板金」「天窓板金」「パラペット板金」「笠木板金」など屋根の至る所にあります。

この板金が10〜15年でサビや台風などの影響で穴が空き、雨水が侵入します。

屋根自体の劣化

屋根の種類にもよりますが、新しい屋根は塗装や素材によって水を弾いてくれます。

しかし、10年以上メンテナンスのされていない屋根は、水を吸い込んで膨張して割れたり、素材自体に雨が浸透し雨漏りを引き起こしたりします。

1階で天井の雨漏り

ベランダの周りの劣化

1階の天井で雨漏り後が確認されたら、近くにベランダがあるかどうか確認してください。

もし近くにある場合はベランダ周りの劣化が疑わしいです。

手すりの劣化、笠木の劣化、防水層の劣化、排水ドレンの詰まりなどベランダは、あらゆる箇所から侵入しやすい構造になっており、屋根の次に雨漏り原因になる箇所と言っても良いでしょう。

2階水回り設備の漏水

こちらは雨漏りではありませんが、1階天井にシミがある場合は疑っても良いでしょう。

一番多いのはトイレの給水管、排水管から水漏れです。稀に浴室、キッチン、洗面台の給排水菅の漏水がありますが、2階に多い水回りとしてはトイレが多いのでまずはトイレを疑います。

洗濯排水の劣化により天井全体にシミが広がる被害も経験したこともあります。

その他の場所の雨漏り

サッシ枠周りのコーキング劣化

窓サッシや玄関サッシの周りにはコーキング(シーリング)というゴム状の詰め物が打設されています。

隙間から雨、風が入ってこないように、窓周りや外壁の目地(つなぎ目)など至る所に打たれています。

コーキングのゴム性のため劣化は早く、5年程度でヒビが入ったり収縮して隙間ができてしまいます。

外壁コーキングの割れ

サッシ周り同様、外壁にも無数のコーキングが打設されており、1階と2階の境界部分や、サイディング(外壁の壁)の間に打ち込まれています。

外壁のコーキングは、サッシ周りよりも日によく当たり、雨風ももろに受ける場所であるため、劣化が早いです。

また、普段見ることも少ないので劣化に気付きにくく、割れが広がり雨水の侵入に繋がります。

建物への対策

セルフチェック

雨漏りセルフチェックリスト

【室内チェック】💧

  • 濡れる場所がある ⇨ほぼ雨漏りでしょう。
  • 天井に雨染みがある ⇨ 過去に雨漏りがあった。もしくは現在雨漏りしていそうです。
  • ポタポタと音が聞こえる ⇨ 雨漏りの可能性は高いです。屋根裏もしくか壁内。
  • 部屋がカビ臭い ⇨ 結露か湿気が溜まりやすいだけの可能性が高いです。

【室外チェック】

  • 20年間屋根を何もメンテナンスしてない ⇨内部で雨漏りしている可能性は高いです。
  • コーキングがシワになっている ⇨まだ雨漏りしている可能性は低いです
  • コーキングに隙間があり内側が見えている ⇨雨漏り予備軍です。
  • ベランダの排水ドレンが詰まっている ⇨放置しているのであれば内部で漏れる可能性が高いです。

応急処置

雨漏りは基本的に、原因の特定が難しく「100%ココだからココだけやればOK」というよりは、怪しい部分を1箇所ずつ小さく施工して可能性を潰していく方が無難です。

そのため自分で行うよりも業者にお願いした方が結局安全でかつ止まる可能性は高いです。

とはいえすでに雨漏りしておりどうしようもない場合は、自分でも応急処置できます。

ビニールシートを被せる

おおよその場所が掴めている時は、ビニールシートで広範囲に対して覆い被せてください。

屋根であれば土嚢などの重りが望ましいですが、どうしてもない場合はロープなどで上手く固定しましょう。屋根は大変滑りやすいので登る時は十分に気をつけてください。

コーキング打設(DIY)

全体であれば業者に依頼、場所がわかっていて簡単な場所なら自分で打ち替えが良いと思います。

コーキングは業者に頼むと30〜40万程度かかると思います。もちろんm単価なので家が大きければ大きいほど金額は高くなります。

また足場が必要か不要か、打ち増しか、打ち替えかなどでも費用はかかりますが、通常2階建ての家が多いと思いますので、「足場代+コーキング撤去代+コーキング打設代」は掛かってくるでしょう。

材料は普通にホームセンター等で販売しており、「コーキング材、コーキングガン、カッター、プライマー(下塗り剤)、マスキングテープ」を用意し、ネットなどにある下塗り手順を見れば思った以上に簡単にできます。

ただし、高い場所や広い範囲をやるときは、危険なので業者に依頼しましょう。

防水テープで一時的に止める

防水テープという撥水性の高いビニールテープのようなものがあります。

値段は2000円程で、普通のテープよりはやや高めですが応急処置には十分な代物です。

貼り方が重要で、下から上に沿って貼る、テープ先にテープを重ね貼りして隙間を作らないようにする。など普通のテープとは貼り方が違うので詳しく書いてある記事を参考にしてみてください。

防水テープの種類や使い方 – 暮らしーのさん

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は雨漏りについて代表的な部分についてご紹介しました。

何度も雨漏りを見てきましたがメンテナンスをしていない家はほとんど、雨漏りしてます。

実際気づかないだけで屋根裏などでは進行している可能性があります。

しっかりメンテナンスをして建物を健康的な状態に保ちましょう!

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